マイクロドローン(その壱)
大人気のマイクロドローン
暑かったり、寒かったりで、朝着る服に迷う日が続いていますが、みなさん、体調崩して
いませんか?
今回は、2018年から急速に話題になったマイクロドローンに関して紹介します。
マイクロドローン(※タイニーフープとも呼ばれています)は、名前のごとく200g以下の
トイドローンの中でも、とびっきり小さいドローンです。
写真は、個人的に所有しているマイクロドローンなのですが、左の青い機体が75㎜サイズ
で、右の白い機体が65㎜サイズの大きさになります。どちらも手のひらに完全に乗っかって
しまう小さいドローンですが、ブラシレスモーターを搭載したレース向きのドローンです。
操作方法ですが、空撮用ドローンの多くは、GPS(GNSS)やポジショニング用の各種セン
サーの働きで、ホバリング中にコントローラーから手を離しても安定しますが、マイクロ
ドローンは、これらセンサー類は一切ありません。常にスロットルを調整して機体の高さを
維持するのに加え、常に前後、また左右に対しても調整して安定させる必要があります。
つまり、空撮用ドローンの操縦に対して、マイクロドローンはプラス「機体のバランス調整」
が必要になります。なので、飛ばすには結構な操縦技術を必要とします。
そして、マイクロドローンは、この小さい機体にカメラを積んでいます。
しかし、ここにも大きな違いがあります。空撮用ドローンは、基本は目視して飛行させ、送
信機で見る映像というのは撮影のためのものです。対してマイクロドローンは、カメラの映
像を見ながら飛行させます。
映像の伝達速度が遅いと操縦者の反応に影響がでるため、映像は画質よりも伝送速度を優先
するため、5.8GHz帯を使用します。つまり、アマチュア無線4級の免許が必要となります。
「面倒くさっ!」と思った方、このドローンの魅力を知れば知るほど、面倒だという気持ち
はなくなっていきます。楽しいですよ!続きはまた次回
※別名タイニーフープと呼ばれているのは、アメリカのドローンレースチームが、遊び感覚
で、超小型のドローンにカメラを自作で取り付けて飛ばしたことが、始まりらしく、チー
ム名が「BIG WHOOP」ということから「TINY WHOOP」と呼ぶようになったとか?
「TINY」とは英語で「とても小さい」という意味で、基準はありませんが、ニュアンス的
には「超ちっちゃい」みたいな感じです。
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